散歩中に愛犬が吠えるなら
最終更新日:2023.06.10
宮前区に住んでいる1歳半のミニチュアダックスフンドのつむぎちゃん。とても人懐っこくて、オスワリ、フセ、マテなどのトレーニングもとても良く出来るお利口さん。
吠えていない状態を褒める
でも、散歩中他の犬を見ると物凄い勢いで吠えてしまうことに飼い主さんはとても悩んでいました。
散歩中犬や人に吠える場合の対処でカギになるのは対象との「距離」と「避け方」です。十分な距離があればそもそも気づかなかったり、気づいたとしてもそれほど気にしないので吠える行為は出ません。また適切な避け方をすればそれほど吠えずにスルーすることが出来ます。
そして大事なのは、吠えていない状態を褒めて、吠えずにお散歩することを習慣化していくこと。
ただ普通の住宅街を歩くお散歩コースでは、正直十分な距離を取ることが難しいです。そのため十分距離を取れる環境での練習をするために、つむぎちゃんの飼い主さんと広い公園で待ち合わせしてお散歩レッスンをしました。
距離を上手く取り避ける
公園についてすぐは犬を見かけるとすかさず「ワンワンワン!!」と勢いよく吠えていましたが、十分距離の取れる広い公園を活用して避ける練習をしたところ、飼い主さんも距離の取り方や避け方のコツをつかんだようで、レッスンの終わりころには犬を見かけても吠えずにすれ違えるようになりました。
お散歩で犬や人に吠えてしまう問題を抱えている場合、吠えた時に「コラっ!」「ダメっ!!」と怒って対処している場合が多いですが、それよりも距離を取るようにしたり避ける(逃げる)ようにして、吠えないことを褒めた方が改善します。
お近くに広い公園や遊歩道などがあれば良いですが、住宅街等の普通の道しか選択肢がない場合は吠える対象を避けるのが一番なので、「避けたら意味がない」と思わず見かけたら吠える前に避けて、褒めながら歩くようにしてみてください。
ドッグベースキャンプ
トレーナー 小川亜紀子