ミニチュアシュナウザーの留守番しつけ
最終更新日:2023.06.06
「ミニチュアシュナウザーを家族にしたいけれど、留守番ができるかどうか不安」と言った声をときどき聞きます。しかし、3つのステップを根気よく行うことで良い子で留守番することができるようになります。ぜひ参考にしてください。
ミニチュアシュナウザーは留守番のしつけが重要
ミニチュアシュナウザーには留守番のしつけをすることが特に大切と言われています。しつけが十分にできていない状態で飼い主さんが家を留守にすると、以下のようなの問題行動を起こす可能性があります。
・興奮して吠え続ける
・ペットシーツを噛んで破る
・粗相をする
・扉などの建具やコードを噛む
・拾い食いをする
そのほかにも、ストレスで下痢や嘔吐をしたり、前足やしっぽを舐め続け脱毛や皮膚炎になったりします。「留守番をさせるのが、かわいそうだから」と、飼い主さんが一切外出をしないわけにはいきません。飼い主さんだけでなく愛犬にとってもしつけは重要です。
ミニチュアシュナウザーは留守番が苦手?
犬は群れで生活をする動物のため、1人でいると心細い・寂しいと感じます。また一度興奮すると止まらず吠え続け、問題行動に発展しやすいのも特徴です。問題行動が起きると、他の犬種よりも興奮して止まりにくいため「1人が苦手」と感じる方も多いでしょう。
いつからトレーニングを開始?
クレートトレーニングと同時期に留守番も始めましょう。分離不安症などの問題行動を引き起こさない為にも、吸収しやすい仔犬の頃から慣れさせるのがベストです。
留守番のしつけ方は3ステップ
留守番のしつけは3ステップです。焦らずゆっくり、愛犬のペースに合わせて進んでください。
留守番しやすい環境を整える
先ずは落ち着きやすい環境を整えます。クレートやケージを用意し、いつも安心できる場所を用意しましょう。クレートが難しい場合は、拾い食いや感電の危険性があるもの等は隠しておきます。安全性をしっかり確保しましょう。
留守番前に運動をさせておく
疲れさせるために運動をさせましょう。ミニチュアシュナウザーはネズミなどを捕る使役犬ということもあり、ほかの犬種に比べてアクティブで体力があります。30分程度の散歩に行くことで疲れて休み、問題行動に発展しにくくなります。
短い時間から始める
先ずは数分と短い時間から一人にさせ徐々に伸ばします。帰宅し愛犬が落ち着いたところで、オヤツをあげたり遊んだりしながら褒めます。時間は伸ばし続けるのではなく、時間に強弱を付けた方が自然です。
1〜2時間の留守番ができたら時間をランダムに変えて、すぐ戻ってくることもあると理解させましょう。
留守番を失敗させないための3つのコツ
留守番を失敗させないためにも、3つのコツを覚えておきましょう。コツさえ掴めば、あとは日々特訓するだけです。
留守番の前後は構わない
留守番前後はあまり構わないようにしましょう。声をかければお互いが寂しくなり、依存しやすいからです。外出時の行動はパターン化せず、ふっといなくなるのがベスト。帰ってきてからも愛犬のそばに行って褒めるのはやめましょう。
危ないものは片付け安全な環境を整える
危ないものを片付け、安心しやすい環境にしましょう。エアコンはつけ、電気やテレビもつけたまま普段と同じような環境にします。また飲み込みそうなおもちゃや、イタズラしそうなものは全て撤去します。
ヒマつぶしグッズやおやつを用意
時間をかけて遊べるおもちゃや、オヤツを与えるのもおすすめです。コングやガムなど、特別なおもちゃを渡します。誤飲に繋がるような、おもちゃは控えてください。
ミニチュアシュナウザーの留守番はしつけが大切です。焦らず短い時間から徐々になれさせれば留守番が上手にできるようになります。
ぜひ、しつけの3ステップや3つのコツを試してください。
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しつけヒント集編集チーム