多頭飼いすると先住犬が吠える
「多頭飼いをしてみたいけど上手く飼えるかどうか・・・」といった心配は少なからずあるのではないでしょうか。多頭飼いをしたために先住犬が吠え続けてしまってはどちらの犬にとっても、また飼い主さんにとってもストレスになりえます。そこで、本記事では多頭飼いすると先住犬が吠える理由と、吠えた場合どうしたら良いのかを紹介します。ぜひ参考にしてください。
多頭飼いをすると先住犬が吠えるのはなぜ？
新しく迎え入れた犬に向かって、先住犬が吠えるのにはそれなりの理由があります。
・自分のテリトリーに入ってこられたから
・新しく来た犬が怖い、またはペースを乱されて嫌だ
・多頭飼いには向かない犬種や性格だから
ひとつずつ紹介します。
自分のテリトリーに入ってこられたから
犬は縄張り意識が強く、自分のパーソナルスペースをほかの犬に踏み入れて欲しくありません。そのため、知らない犬が急に自分のテリトリーに入ってくると警戒して吠えるのです。
新しく来た犬が怖い、またはペースを乱されて嫌だ
犬の性格によっては、犬よりも人が好きな子もいるでしょう。急に知らない犬が来て、ちょろちょろされるいと先住犬も「不審な犬だ！」と認識し吠え始めます。また怖いからこれ以上来ないで、という意味も込められているでしょう。犬が苦手な場合吠えるだけでなく、ストレスをかかえ先住犬が下痢をするなど体調を崩す可能性もあるので注意が必要です。
また年齢差がありすぎてペースを乱されて吠える場合もあります。自分のペースで過ごしたい性格の先住犬は吠えやすいでしょう。
多頭飼いに向かない犬種や性格だから
多頭飼いに向かない犬種や性格の場合も吠える可能性があります。たとえば、柴犬などの日本犬やテリア系の犬種は多頭飼いが苦手な傾向があります。もともとの気質が興奮しやすかったり攻撃性があったりすると、多頭飼いにはむきません。そのほか臆病な犬や老齢の場合、強いストレスを感じやすいので注意しましょう。
多頭飼いすると先住犬が吠えるときどうすれば良いのか
では、先住犬が吠える場合にどのようにすれば良いのでしょうか。主に気を付ける点は以下の5つです。
1. 2頭の様子をみる
2. 新米犬はケージに入れ慣れさせる
3. 同じテンションにさせる
4. 先住犬の居場所を作る
5. 先住犬に先にご飯を与える
ひとつずつ見ていきましょう。
1. 2頭の様子を見る
先住犬が吠えるからといって、あいだに入って叱ることはやめましょう。犬同士の仲の良さは飼い主が決めるものではありません。警戒心から吠え続けていても、徐々に仲間として認識し仲良くなるか、気にしない間柄になっていきます。
2. 新米犬はケージに入れ慣れさせる
新米犬を部屋の中に放ち、自由にさせるのはやめましょう。最初は慣れるまでケージごしに対面させたり、飛び掛からないようリードを付けて対面させたりします。少しずつ距離が縮まることで、先住犬も打ち解けていくのです。
3. 同じテンションにさせる
先住犬が成犬でおとなしく、迎え入れた新米犬が子犬の場合、テンションが異なります。そのため、お互いを合わせるときは子犬をいっぱい遊ばせてから対面させるようにしましょう。そうすることで子犬が疲れて同じテンションになり、グイグイ来ないため吠えにくくなります。
4. 先住犬専用の居場所を作る
新しい犬が来ても、先住犬専用の居場所は確保しておきましょう。たとえば食器や寝床などです。そうすることで、安心して過ごせる環境が整い先住犬も気を許して良い関係を築きやすくなります。
5. 先住犬に先にご飯を与える
ご飯は先住犬から先に与えるようにしましょう。また、オヤツなども同様です。何事も先住犬ファーストにすることで、不安が払拭されストレスを感じにくくなります。
先住犬にとって、新しい犬は急に家に来た不審者そのものです。そのため、警戒心やペースを乱され吠えることもあるでしょう。時間をかけて先住犬ファーストのペースをみださなければ徐々に仲間とみしはじめます。仲間として認められれば、吠えなくなってくるので時間をかけて様子を見ていくことが大切です。
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ドッグベースキャンプ
しつけヒント集編集チーム
