抱っこのしつけしてますか?
最終更新日:2023.06.08
「愛犬を抱っこで落としそうになったことありませんか?」抱っこのしつけはしていますか? 横浜市都筑区の生後3ヶ月のトイ・プードルのモナちゃん。
愛玩犬なのに
片手でも抱っこできてしまうほどの小ささで、とっても可愛らしい子なのですがひとたび抱っこをすると、「降りたい!降りたい!」と大暴れして落としてしまいそうになります。
モナちゃんのような小型犬の大きな特徴の一つは、言葉通りそのサイズです。特にトイプードル、チワワ、マルチーズ、シーズー、パピヨンなど「愛玩犬」と言われる犬種は、「抱き犬」「膝犬」「袖犬」とも言われ抱いて可愛がることを目的に進化してきました。
どうして抱っこを嫌がるの?
このことを考えると本来は抱っこをされることを好むはずなのに、なぜモナちゃんは嫌がるのでしょうか? それは「無理に捕まえて抱っこしてケージに戻す」、という行動を飼い主さんが日々取っていたからです。そして暴れると仕方なく降ろしてしまっていたからです。
モナちゃんからすれば自由に遊んでいたのに、毎回捕まえられて抱っこされて強制的にケージに戻される、となればケージに戻りたくない一心で抵抗します。そして暴れれば降ろしてもらえるならば、一刻も早く自由になろうと大暴れします。
抱き落とししないためにも
この状況を続けていると日を追うごとに抵抗が大きくなり、いずれ抱き落としをしてしまうかもしれません。モナちゃんに限らず「抱っこされると嫌なことがある」、 「暴れれば降ろしてくれる」と、学習してしまい抱っこで暴れる小型犬は実は多いです。
そして小型犬の抱き落としは事故の中でも比較的多い事例です。
抱っこを意識的にトレーニングする飼い主さんは少ないですが、小さいうちから「抱っこ=良いこと」と教えてしつけの練習をしましょう。モナちゃんも無理に捕まえてケージに戻すことをやめて抱っこの練習を続けた結果、徐々に暴れなくなり今ではおとなしくしていられるようになりました。
小型犬の飼い主さんは抱き落としをしないよう、いつでもおとなしく抱っこされるワンコを目指しましょう。
ドッグベースキャンプ
トレーナー 小川亜紀子