宮前区に住んでいる1歳になる雑種のしろ君。もともとは野犬で子犬の頃に保護され4頭の先住犬がいる飼い主さんのもとに来ました。ある日飼い主さんの留守中にその中の1頭のウィペットしろ君とケンカをし瀕死の重傷を負わせてしまいました。しろ君は野犬であったこともあり人に対してとても警戒心が強く怖がりでした。 |野犬もしつけでかわる - ドッグベースキャンプ

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野犬もしつけでかわる

公開日:2019.05.25   
最終更新日:2023.06.08

野犬もしつけで変る

宮前区に住んでいる1歳になる雑種のしろ君。もともとは野犬で子犬の頃に保護され、今の飼い主さんのもとに来ました。

攻撃性のある犬と勘違い

今の飼い主さんの家には、他に4頭のワンちゃんがいます。ある日飼い主さんの留守中に、その中の1頭のウィペットとケンカをしてしまい、しろ君が瀕死の重傷を負わせてしまいました。そのため急遽トレーニングを依頼され、8回レッスンを申し込まれました。

しろ君は野犬であったこともあり、人に対してとても警戒心が強くそして怖がりでした。そのため初回は私に近づくことなく、目も合わせず不安感から、ずっと部屋を行ったり来たりしておどおどした様子でした。

一緒に暮らしているご家族に対しても警戒していて、成人している息子さんが近づくと「ウー」と唸っていました。そのため人間側も怖がってしまい、全く信頼関係が築けていませんでした。唯一過ごす時間が長い奥様に対してだけ少し心を許している感じでした。

飼い主さんは同居犬のウィペットを襲ったということで、「攻撃性のある問題犬」だという認識が強く、「怖がりな犬」とは全く気付いていませんでした。

本当は怖がりだった

実際のしろ君の様子を見たうえで細かい状況を聞いてみると、ケンカをして大けがを負わせるほど噛みついたのは、攻撃性が高い犬だからではなく、怖くてパニックになってしまったのだと分かりました。

そのことを説明すると飼い主さんは驚いた様子でしたが、すぐに理解をしてくれました。

レッスンではしろ君の警戒心を解くこと、そして自信をつけることを中心に行いました。すると回を重ねるごとにみるみる改善をしていき、6回目のレッスンでは私が座っているソファの脇に座って触れるほどに。

警戒心が解けるように触れ合う

聞いてみると奥様がしろ君に対して、責任を持って改善させようと覚悟を決めてひたすら警戒心を解くことを行ったそうです。その結果他のご家族に対しても唸ることもなくなり、普通に触ることもできるようになって関係が格段に良くなりました。

何か問題行動が起こった時に、その原因をきちんと理解をして対処をすれば比較的スムーズに改善していきます。もし問題行動が思うように改善しない場合は、原因を勘違いしているかもしれません。

「〇〇だから」と決めつけないように気をつけましょう☆

ドッグベースキャンプ
トレーナー 小川亜紀子


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