在宅ワーク増加で留守番ができない犬
最終更新日:2023.06.03
港北区に住んでいるミニチュアシュナウザー1歳のうにちゃん。飼い主さんがコロナで在宅ワークになってから留守番が出来なくなってしまい、ちょっと外出するだけでも吠え続けてしまいご近所の迷惑になってしまう状態に。
誰もいない状態での留守番だったのに
在宅ワークになる前は、8時間程度の留守番でも吠えずに静かに留守番が出来ていたそうです。
実はうにちゃんだけでなく、ここ最近それまでは長時間の留守番が出来ていたのにも関わらず、在宅ワークになってから留守番が出来なくなってしまったという相談内容が増えています。
そのような状態になってしまった経緯は個々で違いますが、根底に共通点があります。それは、犬はそれまで誰もいない状態で留守番していることが当たり前だったのがある時から家族の誰かがずっと家にいてくれるようになり、ケージから出してもらえる機会が増えたり、相手をしてもらえる時間が増えたりと、それ以前よりも状況が良くなった!と感じていることです。
そのため、ちょっとでも留守にされるとまた長時間留守番をさせられるのではと不安になってしまうのです。人間もそれまで置かれていた状況より今がより良くなっていれば、昔の状況には戻りたくないと思いますよね。
飼い主が居てもケージに入れる
うにちゃんの場合は在宅ワークの際も出来るだけケージに入れておくようにして、必要以上に構わないようにしてもらい、短時間の留守番を意識的にして不安にならないように練習をしています。
もし長時間の留守番から在宅に切り替わったことで、家にいるからとずっと犬をフリーにしてケージステイ(サークルステイ)をさせていないとしたら、長時間でなくて良いのでこまめにケージステイさせる習慣を作ってください。ケージステイさせることで飼い主さんと精神的に良い距離感が作れます。
ずっとフリーで飼い主さんと常にべったりの生活に慣れさせてしまうと、今後出勤する勤務形態に戻った場合困ってしまいます。特に吠えの問題は近隣に迷惑がかかってしまいますし、ご近所との問題は飼い主さんにとっても大きなストレスとなります。
そのような状況にならないように、在宅ワークで愛犬と過ごせる時間が増えたとしても一緒に過ごすことに慣れさせ過ぎないように気をつけましょう。
ドッグベースキャンプ
トレーナー 小川亜紀子