犬のしつけの方法が悪いのかも
最終更新日:2023.05.09

川崎市麻生区に住んでいる1歳になる雑種のふくちゃん。保護犬で子犬の時に飼い主さんのもとにやってきました。
家に来た当初は何かに怖がるといった様子はなかったそうですが、生後半年過ぎ頃から外の音や近づいてくる知らない人に警戒して吠えるようになり、最近では散歩で何か気になるとフリーズしてしまい、さらに散歩後の足拭きなど嫌なことをすると噛みつく行動も出てきたためレッスンをすることに。
初回レッスンでご自宅に伺ったところ、初対面の私に対してとても怖りおやつをあげても一切食べず、飼い主さんとの会話が聞こえないくらい吠えてきました。
とにかく怖がっていたので吠えていても褒めて、おやつを私から離れたところに投げて食べさせるということを繰り返しました。
すると、20分ほどで落ち着き座っている私の足元で寝てしまい、その後私に吠えることは全くなく、すりすりしてくれるほどになりました。
ふくちゃんの問題は「物音や知らない人に吠える」「嫌なことをすると噛む」ということではなく、「怖がりである」ということなのです。
なので、必要な対処は吠えたことを注意したり噛むことを怒ることではなく、褒めたり楽しいことで気を逸らしたりして、そんなに怖がることはないと教えてあげることなのです。
実際初回のレッスンで問題になっているお散歩に出てみましたが、褒めながら楽しい雰囲気で歩いたら全くフリーズせず、帰ってきた後の足拭きもよ~く褒めながら拭いてみたら怒ることもなくすんなり出来てしまいした☆
ふくちゃんのように対処を変えるだけで、困っていた行動があっさり改善してしまうということはよくあります。
もし愛犬の問題をなおそうと続けていても改善しない場合は「方法が悪いのかも?」とやっている対処を見直すようにしてみましょう。