急ぎ足のクレートトレーニング
最終更新日:2019.09.22
青葉区に住んでいる
9歳のトイプードルのペリー君。
飼い主さん家族は1か月後に海外転勤を
控えていたのですが
飛行機に乗せるための
クレートにペリー君が入ってくれず
何とか出来ないかと
レッスンを申し込まれました。
レッスンをスタートしたのが
出発の3週間前。
出発まで時間があまりなかったため
とにかくクレートトレーニングを
集中的に行いました。
海外転勤が決まってから
飼い主さん自身で
クレートトレーニングを
トライしたそうなのですが
クレートの中に一切入ろうとせず
初回に出張した時は「どうしよう」
と困り果てている様子でした。
クレートトレーニングで大切なことは
最初の段階でクレートを
「閉じ込められる場所」
と思わせないことです。
なので
決してやってはいけないことは
最初にいきなり犬を無理やり入れて
長時間閉じ込めてしまうこと。
これをやってしまうと
犬はクレートを警戒して入ろうと
しなくなってしまいます。
多くの人がクレートは
狭くて入れるのを可哀そう
と思ってしまうのですが
犬は基本的に狭くて暗い所は
嫌いではありません。
特に怖がりな性格の犬は
クレートトレーニングを上手に行えば
クレートがシェルターのようになり
喜んで入るようになります。
つまりは教え方次第で
大好きにも大嫌いにもなる
ということです。
今回出発まで時間があまりなかった
ので2回だけのレッスンでしたが
適切なステップで
クレートトレーニングを行ったところ
警戒せずすんなり入るようになりました。
クレートの中で静かに待機する
というところまでは
時間がなく教えることは
出来ませんでしたが
飼い主さんはとりあえず
クレートに素直に入れるようになって
ホッとしていました☆
ペリー君のような9歳という年齢から
でも適切に教えればクレートに
喜んで入るようになります。
もちろん子犬の段階で
トレーニングすれば
もっと簡単に教えることが出来ますが
年齢が高くても教えることが出来ます。
クレートトレーニングは
重要なトレーニングの一つです。
日常生活でも活用できる場面が
たくさんありますし
災害時には出来ないと困ってしまいます。
「嫌がるから教えるのは無理」
「狭い所に閉じ込めるのはかわいそう」
などとは思わず
ぜひトレーニングしましょう。