犬のしつけの目的のひとつはどんな状況になっても対応・順応できるようにすること。8歳のトイ・プードルももちゃん。約1年のしつけトレーニングを経て今年の夏に飼い主さんと共にアメリカに引っ越しました。しつけトレーニングをする前は怖がりで何か嫌なことがあると唸ったり噛みついたりばかりしていました。ところが今では。 |犬のしつけトレーニングの目的って? - ドッグベースキャンプ

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犬のしつけトレーニングの目的って?

公開日:2018.12.23

昨年の3月のメルマガに
登場した8歳になる
トイ・プードルのももちゃん。

約1年のしつけトレーニングを経て
今年の夏に飼い主さんと共に
アメリカにお引っ越しをしました。

トレーニングをする前の
ももちゃんは
とっても怖がりで
何か嫌なことがあると
唸ったり噛みついたり

物音がすると
すごい剣幕で吠えるなど

いろいろ問題を抱えていました。

当時7歳という年齢で
しつけトレーニングを始めたのですが
ご主人のアメリカ転勤を想定していた
こともありました。

引っ越し以前は
しつけトレーニングの成果で
かなり落ち着いた様子になっていた
のですが

アメリカ移住直後は
人の足音や声に反応して
吠えてしまったり

トリミングサロンで
トリマーさんに噛みついてしまったり
と問題が発生して

メールで相談を受けました。

怖がりのももちゃんにとって
海外への引っ越しは

かなり大きな変化で
相当なストレスを感じていたはずで

致し方ない行動ではありますが
メールで可能な限りアドバイスを
させていただきました。

直接会って実践的に
伝えることが出来ないので
うまく改善するか不安でした。

しかし
引っ越す前に取り組んでいた
トレーニングの下地があったこと
アメリカでの生活に慣れてきたこと

そして
噛みついてしまった
トリミングサロンとは別のサロンで
良いトリマーさんと出会えたこと

があり
何とか問題をクリア出来ました。

犬は習慣に則って生きる
生き物で変化が苦手です。

野生の場合
生き残れているということは
それまでの行動習慣が
危険にあうリスクが少ない
ということであり

いつもと違う行動をすれば
命を落としてしてしまう
かもしれません。

なので
住環境や生活スタイルの変化
家族が増える
同居犬が増える

などの家族構成の変化等は
犬に影響を与えます。

怖がりの性質の犬であれば
大きな影響が出ます。

犬のしつけの大きな目的のひとつは
どんな状況になっても
対応・順応できるようにすることです。

あらかじめしつけトレーニング
を行っていれば

災害などの非常時はもちろん
ももちゃんのように
海外移住というような場合にも
大変さが違ってきます。

先日いただいたメールでは
日本のドッグランでは
ほとんど走らなかったのに

今では猛ダッシュで楽しんで走り回り
トリミングでも全く問題ない
と嬉しい報告でした。

読者の方々の愛犬は
もし今の生活環境・スタイルが
変わったとしても問題なく
順応できますか?

例えば毎晩一緒に寝ているとしたら
ある日突然ケージで寝かせても
静かに寝てくれるのか?
など

愛犬にどの程度順応力があるのか
ぜひ考えてみてください☆


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