水は器に入れて飲ませましょう
公開日:2021.01.20
最終更新日:2023.05.09
最終更新日:2023.05.09
しつけに関することではないのですが、最近気になったことがあるんです。昨年のコロナ禍から子犬を飼う人が増え、子犬のしつけの依頼がとても増えました。
そんな中出張でレッスンする機会も多く、ご自宅での飼い方で最近よく飼い主さんにアドバイスしていることがあります。それは、水の与え方についてです。
多くの飼い主さんが、犬の水を留守番用の給水ボトルでしか与えていないんです。写真のようなケージやサークルに取り付けて、ペットボトルに入れた水を与える給水ボトルは留守番中こぼして水がなくなってしまわないようするためのもので、基本的に留守番用です。
犬は本来、器等から水を舌ですくい上げて飲みます。そしてそれによって一回にある程度の水を摂取します。しかし、給水ボトルは先端が細く舌で押しながら飲むので、水の出る量が少なくしっかり飲めていないことが多いのです。
時々、運動した後などのどが渇いた状態で給水ボトルから水を飲んでいる犬は、水が思うように出てこないのでイライラしながら噛んで飲んでいることがあります。
水分をしっかり摂取していないと、ドライフードしか食べていない場合は体が水分不足になってしまいます。ですので、給水ボトルでしか水を与えていない場合は器にいれた水も置いておくようにアドバイスしています。
大抵は、器に入れた水を置くとすぐにガバッ、ガバッと思いっきり飲みます。中には給水ボトルで飲むことに慣れてしまっていて器に水を入れても飲もうとしないコもいますが、しばらくすると器から飲むようになります。
水分を十分取ることは体にとって大切なので、もし給水ボトルでしかお水を与えていない場合は器でも与えるようしてくださいね。